鄭玄の六天説と王粛…について大雑把なめも

【2011.12.6の日記】

『儒教と中国』メモはどうしようー、なかなか書くふんぎりがつかない…というか、だいぶ読了までに時間がかかってしまったので、最初に読んだあたりが既にスポーンと抜けておるのです…げほ。

鄭玄と王粛の天について簡単にいえば、鄭玄は六天説という説を唱え(公羊学派が好きな緯書というやつを利用して、天は六つあると言っている。昊天上帝と、五行に対応した五天帝の、合わせて6つの天がある、というのが鄭玄の説らしい。どうしてそんな説を唱えるに至ったかについては過程がだいぶ複雑なので気になる方は本の方を読んでくだされー)、曹魏はこの鄭玄の学説を採用して、鄭玄説に基づいた方法で天を祭っておるらしいです。

一方、魏の王粛(元姫ちゃんの親父)は、天が6つもあるかー!と鄭玄説に反対し、天は一つと主張。合理性を重んじて、宗教性の強い鄭玄の説を理で否定するのが王粛。西晋では、王粛が外戚ちうこともあって、王粛の説に基づいて天を祭ったらしい。

…ごくおおざっぱにまとめるとそんな感じ? 魏と晋で祭天の方法が違うのかーと初めて知って、なんだかテンションが上がったのです。鄭玄・王粛についてはこの本で取り上げられていますので、二人の経典解釈の特徴が気になる方は読んでみてくだされー(>_<)。王粛説の方が合理的なんだけど、鄭玄説は非常に緻密でシステマチックなので、結局唐の五経正義なんかでも鄭玄の説の方が採用されて(三礼と詩経が鄭玄注(箋)だったかな?)、王粛説は散逸してしまったらしいっす。
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by huangque | 2011-01-01 07:20 | 春秋関連