2015年 01月 16日
すわ日記③
年をまたいでしまいましたが(汗)、超自己満足すわ日記ラストです。上社(本宮・前宮)です。省いたつもりですが長いです!
ちなみにこちらが本宮の境内図です。
あと、本宮で見つけたかわええ灯篭(江戸時代の)。
さて、すわ旅行二日目は上諏訪を回ります。
諏訪には便利な市内循環バスがあるので、それを利用します。どこまで乗っても150円! ありがたい! 便の数がもっと多いとありがたいのですが…(>_<)。この循環バスに乗って、上社本宮に向かいます。
大社前のバス停で降りて、少し歩くと到着。
本宮入口です。
なお、入口から向かって左側にはお寺があります。ここで昔、信長が光秀を罵倒する事件があったらしいです(こちらのお寺には行きませんでした…)。
鳥居をくぐると、左手に摂社の出早社(いづはやしゃ。タケミナカタの御子神で、イボ治療が得意らしい…)、右手に神馬舎、正面に大きな欅の木。
欅の左に、二の御柱と入口御門があります。御門の彫刻も見事です。
上の写真で、御門の左に見える建物は額堂といって、絵馬などを奉納する建物らしいです。そこには奉納された絵馬の他に、前の御柱祭で使われた神奈子のスペカでおなじみの目処梃子もあります。V字のがめどてこ。
額堂の奥には摂末社遥拝所と、大国主社があります。こちらが大国主社。
↑タケミナカタがオオクニヌシの第二子ってマジですか…古事記(漫画)を見た限り、上には少なくとも御井神とコトシロヌシの二人の兄がいると思ってたんですが…そういう説もあるっていうことなのかな…??<初心者なのでわからない
大国主社の奥にはさらに御宝殿があります。こちらは東宝殿…シートがかかってますが。
で、こちらの新しいのが西宝殿。
本殿を持たない上社本宮で、本殿に相当するのがこのご宝殿らしいです。御柱祭が行われるたびに一方を新造するのだそうです。西宝殿は、前の御柱祭の際に建てられたってことなんですねきっと。
さて、境内の他の建物もご紹介。
こちらは勅使殿(奥の長い建物は五間廊)。入口御門を挟んで、額堂などの反対側にあります。
勅使殿は、文字通り勅使参向の際に幣帛を授受したり、種々の神事が行われた場所で、奥の五間廊は、ここに大社の神官たちが着座したそうです。
こちらは神楽殿。中に巨大な太鼓がふたつあります。片方はかなり古いらしく、皮が黒くなってました(この写真では古い太鼓は見えてないです…でかい太鼓の裏側にあります)。
こちらはこちらも神奈子のスペカでおなじみ天流水舎。たとえどんな旱天の日でも、屋根の上から水滴が垂れるらしい。
さて、いよいよ幣拝殿の方へ向かいます。こちらは塀重門。
この奥に重要文化財の幣拝殿が…が…っ!!
修理中だったあああーー!!! だいぶ前から修理してるんじゃないですかもう全然知らなかった<何も調べてない奴。
幣拝殿の前に参拝所があって、そこまでは行けたのですが、参拝所から見えるはずの幣拝殿の代わりに、幣拝殿の写真を印刷した幕が張ってありました…。奥に見えるのは写真を刷った幕でござまする(その前には神棚や鏡や幣もありましたが)。
遠目から見るとこんな感じです。
今回は残念でしたが、もう数か月で修理も終わるようですので、また訪問したいですね…。
ちなみに、こちらの鳥居が正面の鳥居っぽいです。鳥居の奥には一の御柱が見えてます。
これで本宮を後にして、次は前宮に向かいます。距離は1キロ弱ですかね…。
前宮にはバスで…行きたいところでしたが、例の循環バスは前宮まで行ってくれません。理由は単純といえば単純で、諏訪市の循環バスは、茅野市にある前宮まで行かないのです…上社は属する自治体が違うのですよね…。循環以外のバスならあるかもしれませんが本数が少なそうだし、運動になるからと思って、徒歩で前宮に向かいます。
地図をあれこれひっくり返し、ようやく前宮に到着です。
鳥居をくぐったすぐ左手には、十間廊があります。諏訪祭政の政庁にあたるそうで、様々な神事も行われたそうです。
右手の方には、内御玉殿。ここには御神宝が納められ、諸神事に際しては神の現身たる大祝(おおはふり/おおほうり)がこの中の御神宝を身に着け、祭事に臨んだそうです。まさに現人神。
山の方に向かってさらに登っていくと、本殿が見えてきます。前宮は、唯一本殿があります(他の三宮は山や木が御神体なので本殿がない)。
もちろん御柱も立っています。これは二の御柱。(左手に見えるのが本殿。)
なお、前宮境内には、大祝の住んでいた神原(ごうばら)の跡もあります。これはその説明板。
さっきの鳥居をさらに下がっていくと、大通りに面した大きな鳥居もありました。
で、この後お腹が空いたので、このへんで有名なラーメン屋(ハ○ピンラーメン)まで歩いて行ってきました…前宮から2キロくらいですかね…。前宮から循環バス出てないし、本宮に戻ってもバスの本数が少ないので歩きなのですっ(>_<)!!
ただ、歩きだと周りをゆっくり見られていいなあ…。途中で権祝(ごんのはふり/ほうり)邸の前を通りました。権祝は、諏訪の神職の一つみたいです。
だいぶ歩いてラーメン屋にたどり着き、お腹いっぱいになったところで、お土産を買うため、また歩いて本宮まで戻ります。運動不足もだいぶ解消されますが、足の裏のマメも立派に成長しました(涙)。
本宮に着いたところで土産を買う前に、本宮の向かいの博物館に向かいます。博物館は休館でしたが、この前に足湯があるらしく…歩きまくって疲れ切った足を癒したかったのです…。こちらが足湯ゾーン。
中に入ると足湯できます。気持ち良くて30分近く浸かっていたような気がします(笑)。足湯テントの上の方に、諏訪の温泉の由来といわれる伝承を書いた額があったのですが、それによれば、タケミナカタとヤサカトメが些細なことで夫婦喧嘩をして(笑)、ヤサカトメが家出して下社の方に移ったらしいのですが、飛び出す前に作った湯玉(お化粧用のお湯を浸した綿らしい)のお湯をろくに切らなかったので、途中でお湯をぽたぽたこぼしてしまい、それが温泉になったのです…的なことが書いてあっておもしろかったです。そうか、諏訪に温泉が湧きまくってるのは、夫婦喧嘩のお蔭だったんですか…。あと、上社と下社に分かれたのも夫婦喧嘩のせいだったんすか(笑)。
本宮あたりで少しお土産を買い、バスが来るまで時間があったのでもう一度本宮に戻ったりして、循環バスに乗って上諏訪駅まで戻って帰ってきました。疲れのあまり目の具合まで悪くなったりもしましたが(大社で何か悪いことをしたのかもしれない…汗;)、運動もたっぷりできて信濃の一の宮参拝ができて、充実の諏訪観光でございました。以上!
ちなみにこちらが本宮の境内図です。
あと、本宮で見つけたかわええ灯篭(江戸時代の)。
さて、すわ旅行二日目は上諏訪を回ります。
諏訪には便利な市内循環バスがあるので、それを利用します。どこまで乗っても150円! ありがたい! 便の数がもっと多いとありがたいのですが…(>_<)。この循環バスに乗って、上社本宮に向かいます。
大社前のバス停で降りて、少し歩くと到着。
本宮入口です。
なお、入口から向かって左側にはお寺があります。ここで昔、信長が光秀を罵倒する事件があったらしいです(こちらのお寺には行きませんでした…)。
鳥居をくぐると、左手に摂社の出早社(いづはやしゃ。タケミナカタの御子神で、イボ治療が得意らしい…)、右手に神馬舎、正面に大きな欅の木。
欅の左に、二の御柱と入口御門があります。御門の彫刻も見事です。
上の写真で、御門の左に見える建物は額堂といって、絵馬などを奉納する建物らしいです。そこには奉納された絵馬の他に、前の御柱祭で使われた
額堂の奥には摂末社遥拝所と、大国主社があります。こちらが大国主社。
↑タケミナカタがオオクニヌシの第二子ってマジですか…古事記(漫画)を見た限り、上には少なくとも御井神とコトシロヌシの二人の兄がいると思ってたんですが…そういう説もあるっていうことなのかな…??<初心者なのでわからない
大国主社の奥にはさらに御宝殿があります。こちらは東宝殿…シートがかかってますが。
で、こちらの新しいのが西宝殿。
本殿を持たない上社本宮で、本殿に相当するのがこのご宝殿らしいです。御柱祭が行われるたびに一方を新造するのだそうです。西宝殿は、前の御柱祭の際に建てられたってことなんですねきっと。
さて、境内の他の建物もご紹介。
こちらは勅使殿(奥の長い建物は五間廊)。入口御門を挟んで、額堂などの反対側にあります。
勅使殿は、文字通り勅使参向の際に幣帛を授受したり、種々の神事が行われた場所で、奥の五間廊は、ここに大社の神官たちが着座したそうです。
こちらは神楽殿。中に巨大な太鼓がふたつあります。片方はかなり古いらしく、皮が黒くなってました(この写真では古い太鼓は見えてないです…でかい太鼓の裏側にあります)。
こちらは
さて、いよいよ幣拝殿の方へ向かいます。こちらは塀重門。
この奥に重要文化財の幣拝殿が…が…っ!!
修理中だったあああーー!!! だいぶ前から修理してるんじゃないですかもう全然知らなかった<何も調べてない奴。
幣拝殿の前に参拝所があって、そこまでは行けたのですが、参拝所から見えるはずの幣拝殿の代わりに、幣拝殿の写真を印刷した幕が張ってありました…。奥に見えるのは写真を刷った幕でござまする(その前には神棚や鏡や幣もありましたが)。
遠目から見るとこんな感じです。
今回は残念でしたが、もう数か月で修理も終わるようですので、また訪問したいですね…。
ちなみに、こちらの鳥居が正面の鳥居っぽいです。鳥居の奥には一の御柱が見えてます。
これで本宮を後にして、次は前宮に向かいます。距離は1キロ弱ですかね…。
前宮にはバスで…行きたいところでしたが、例の循環バスは前宮まで行ってくれません。理由は単純といえば単純で、諏訪市の循環バスは、茅野市にある前宮まで行かないのです…上社は属する自治体が違うのですよね…。循環以外のバスならあるかもしれませんが本数が少なそうだし、運動になるからと思って、徒歩で前宮に向かいます。
地図をあれこれひっくり返し、ようやく前宮に到着です。
鳥居をくぐったすぐ左手には、十間廊があります。諏訪祭政の政庁にあたるそうで、様々な神事も行われたそうです。
右手の方には、内御玉殿。ここには御神宝が納められ、諸神事に際しては神の現身たる大祝(おおはふり/おおほうり)がこの中の御神宝を身に着け、祭事に臨んだそうです。まさに現人神。
山の方に向かってさらに登っていくと、本殿が見えてきます。前宮は、唯一本殿があります(他の三宮は山や木が御神体なので本殿がない)。
もちろん御柱も立っています。これは二の御柱。(左手に見えるのが本殿。)
なお、前宮境内には、大祝の住んでいた神原(ごうばら)の跡もあります。これはその説明板。
さっきの鳥居をさらに下がっていくと、大通りに面した大きな鳥居もありました。
で、この後お腹が空いたので、このへんで有名なラーメン屋(ハ○ピンラーメン)まで歩いて行ってきました…前宮から2キロくらいですかね…。前宮から循環バス出てないし、本宮に戻ってもバスの本数が少ないので歩きなのですっ(>_<)!!
ただ、歩きだと周りをゆっくり見られていいなあ…。途中で権祝(ごんのはふり/ほうり)邸の前を通りました。権祝は、諏訪の神職の一つみたいです。
だいぶ歩いてラーメン屋にたどり着き、お腹いっぱいになったところで、お土産を買うため、また歩いて本宮まで戻ります。運動不足もだいぶ解消されますが、足の裏のマメも立派に成長しました(涙)。
本宮に着いたところで土産を買う前に、本宮の向かいの博物館に向かいます。博物館は休館でしたが、この前に足湯があるらしく…歩きまくって疲れ切った足を癒したかったのです…。こちらが足湯ゾーン。
中に入ると足湯できます。気持ち良くて30分近く浸かっていたような気がします(笑)。足湯テントの上の方に、諏訪の温泉の由来といわれる伝承を書いた額があったのですが、それによれば、タケミナカタとヤサカトメが些細なことで夫婦喧嘩をして(笑)、ヤサカトメが家出して下社の方に移ったらしいのですが、飛び出す前に作った湯玉(お化粧用のお湯を浸した綿らしい)のお湯をろくに切らなかったので、途中でお湯をぽたぽたこぼしてしまい、それが温泉になったのです…的なことが書いてあっておもしろかったです。そうか、諏訪に温泉が湧きまくってるのは、夫婦喧嘩のお蔭だったんですか…。あと、上社と下社に分かれたのも夫婦喧嘩のせいだったんすか(笑)。
本宮あたりで少しお土産を買い、バスが来るまで時間があったのでもう一度本宮に戻ったりして、循環バスに乗って上諏訪駅まで戻って帰ってきました。疲れのあまり目の具合まで悪くなったりもしましたが(大社で何か悪いことをしたのかもしれない…汗;)、運動もたっぷりできて信濃の一の宮参拝ができて、充実の諏訪観光でございました。以上!
by huangque
| 2015-01-16 00:23
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